引越しの準備
家具ごとの荷造りのコツ
転居先、引越業者、日程が決まったらできるだけ早めに荷造りを始めましょう。
大きな家具や家電は引越し当日、引越業者が専用の資材で梱包するのでそのままでかま
いません。ただし中身は出しておきましょう。
この際、要らない物は思い切って処分してしまうのもいいかもしれません。
箱詰めの基本は、軽い物は大きな箱に、重い物は小さな箱にです。
また積み重ねを考慮して隙間なく積めるのがコツです。空いてしまった隙間には新聞紙など
を丸めて詰めるだけで、積み重ねに対して強度が増します。
また自分が持てないような重さのダンボールは、引越作業員も持てません。たとえ持つことが
できても底が抜けてしまうので、本やレコードなどを箱詰めする際には適当な重さに調整する
必要があります。
また引越し先ですぐに使うような、タオルや石鹸、下着、靴下などは手持ちの荷物として、ある
程度まとまった数を入れておくといいでしょう。
どれもどこに入れたのか忘れやすく、また見つけづらいですよね。
以下に荷物の種類ごとの荷造りのコツをまとめてみました。
【冷蔵庫】
霜が溶けて水が出ると、他の荷物まで濡らしてしまうことがあるので、前日、または遅くとも6
時間程度前までにすべて中身を出し、コンセントを抜いてすべての扉を開放しておくのがよい
でしょう。
冷凍庫に霜が付いている場合には要注意です。
密封できない調味料類、醤油差しなどは中身を捨てない限り箱詰めしてはいけません。
ビン類などを詰めた箱には必ずワレモノと明記しましょう。
万が一のために個別にビニール等で包んでおくと安心です。
【食器】
ミラーマットとという専用の緩衝材がありますが、なければ新聞紙でひとつひとつ包みます。
重たい物を下に、お皿は平らではなく立てて並べていきます。
こうすることによって上から加重がかかった場合割れにくくなるのです。
詰め終わった箱をゆすってカチャカチヤ音がするようであれば、隙間に新聞紙などを詰めて中
身が暴れないようにします。
重くなる傾向があるので、小さめの箱を使用しワレモノ、または食器と書いておきましょう。
【衣類】
コートやスーツなどはたいてい引越業者の用意するハンガーBOXでハンガーごと運ぶことが
できます。たたんだり、シワがつくことなく運べる大変便利なものですが、用意していない業
者もあるので確認しましょう。
その他の衣類は大きい箱にめいっぱい詰めて大丈夫です。衣類でくるんだ電化製品などを一
緒に入れてはいけません。
プラスチックの衣装ケースなどもそのままで大丈夫です。着物など特別な衣服には専用のダン
ボールやケースが用意されている業者も多いので、問い合わせてみるといいでしょう。
【TV・AV】
アンテナの脱着、配線などは基本的には有料です。
引越業者の仕事はあくまで機器の運搬、設置のみです。
サービスで配線までやる業者も多いようですので、自分で配線する自信の無い方は事前に申し
込んでおくといいでしょう。その場合は見積もり書に記載してもらうことを忘れずに。
【パソコン】
購入時の箱があればそれでよいですが、なければ引越業者が梱包してくれます。
TV・AVと同じく配線はオプションサービスになります。
また運搬時に稀にデータ損失が起こる場合があるようなので、バックアップをとっておいた方が
いいようです。
最近ではプロバイダー接続までをセットにしたパソコン設置サービスを行う業者もあるようです。
【本・レコード】
これらは業者指定のダンボール、または小さめの箱に入れるようにしましょう。
本ならば寝かせて、レコードであれば立ててできるだけ隙間なく入れるようにします。
レコードの場合には上蓋とレコードとの間に新聞紙などの緩衝材をかませることで積み重ねに
対する強度が増します。
箱自体が壊れないよう、詰めすぎないよう重さを調整することが必要です。
【机など】
机などの引き出しの中身についてはそのままでも運べますが、輸送中に暴れてしまいます。
たいていダンボール数個程度の物量で収まると思いますので、きちんと箱詰めして運んだ方
が無難でしょう。
飾り棚、鏡台などの引き出しについても同様です。
【洗濯機】
取り付け、取外しとも引越業者が行う場合が多いようです。
有料サービスとしているところもあります。
ただし衣類はすべて取り出し、水はきちんと抜いておきましょう。洗濯機に限っては搬入口が
ほとんどの場合一箇所となるので、大型の洗濯機をお持ちの場合には、転居先の設置場所へ
搬入可能かどうか調べておく必要があります。
【家具・ベッド】
これらの分解、組み立ては通常ひとりでは困難な場合が多いです。
できないこともないのでしょうが、はっきりいって大変です。
5,000円程度で依頼できるので、これは専門家に任せてしまった方が安心です。
専用の工具が必要とされる場合があるので、付属工具はなくさないようにしましょう。
引越業者の荷造りサービスを利用する場合でも、前もって要る物と要らない物ぐらいは整理
しておきましょう。
また、どこで何を使うのかといったこともきちんと考えておかないと、荷造りサービスの作業員
も困ってしまいます。
必要な梱包資材
引越しというと必要になるのが一番にダンボールでしょう。
他にもエアーキャップ、ミラーマットなどといった緩衝材もありますが、それらは新聞紙など入
手しやすい物で代用できます。
引越業者と契約すると必要な枚数、または○○枚無料といった形でダンボールが事前に配
達されます。最初から別料金としているところもあります。
無料サービスとなっていても、実は無料でダンボールをもらっている訳ではないのです。
DIYセンターなどでダンボールを探してみてください。
1枚200~300円ぐらいで売られているのではないでしょうか。
数十枚揃えるとなると、あっという間に数千円、1万円を超えてしまうでしょう。
見積もり書や契約書にダンボール料金として表示されていないだけで、引越料金にはこの
ダンボール料金がしっかり組み込まれているのです。
ここで注目すべきは、そのダンボールを自分で用意した場合に引越料金に影響するという
ことです。
見積もりをした後に、「ダンボールは必要ありませんので、その分割引してください。」と引越
業者に聞いてみてください。間違いなく引越料金は下がるはずです。
その割引の幅ですが、50枚のダンボールと想定して計算すると、裕に1万円を超えます。
ダンボールをもらわないことで1万円以上割引されるのであれば、一考の価値はあります。
しかしダンボールは自力で調達する必要があるのは言うまでもありません。
たいして割引されないのであれば、引越業者の無料ダンボールをそのままもらってしまうのが
一番です。
しかし割引率が大きい場合、いくつか引越料金を抑える方法があるので検討してみてください。
ひとつはスーパー、お店などから空ダンボールをもらう、という手です。
しかしこれには箱の強度が弱い、サイズがバラバラで扱いにくい、取っ手や隙間などから小さな
荷物が紛失する可能性があるなどの欠点があります。
引越作業員からの評判もあまり良くありません。何より数を揃えるのが大変かもしれません。
ふたつめは引越業者の古ダンボールを使う、という手です。
引越し用のダンボールというのはとても丈夫なもので、通常の引越しであれば3回程度は問
題なく使用できるようです。
「古ダンボールをください。」と言えば、おそらく無料か格安で引越業者から手に入れることが
できるはずです。
しかし誰が使用したか分からない、何が入っていたのか分からない、匂い移り、荷物の汚れ
等の問題が発生するということもあるということは考えておきましょう。
そういったことが気にならないのであれば、古ダンボールの利用もいいかもしれません。
最後は新品のダンボールを自分で揃える方法です。
これはダンボールを実費で提供する引越業者と契約した場合にもおすすめの方法です。
少量であればDIYセンターなどで購入してもいいでしょう。
しかし数十枚は必要というのであれば、インターネットで購入することができます。
配達も無料になるのでこういったサイトを利用するのが賢い選択かもしれません。
引越しまでにしておかねばならない準備
引越しにはライフライン、郵便、学校、自動車などの転出、転入の手続きも必要です。
遠方へ引越してしまってからでは手続きがややこしくなるものもあるので、早め早めに手続
きしておきましょう。
【転出届】
市区町村役所へ住所移動届を出し、転出証明を受け取ります。
転出14日前から受け付けています。印鑑(認印)が必要です。
【転入届】
転居先の市区町村役所へ転出証明を提出します。転入後14日以内に手続きしなけれ
ばなりません。印鑑(認印)が必要です。
【印鑑登録】
旧住所の市区町村役所へ印鑑登録証を返納し、転居先の市区町村役所へ新たに登録し
ます。転出、転入届と同時に手続きしてしまいましょう。登録には登録印が必要です。
【国民健康保険】
旧住所の市区町村役所へ保険証を返納し、転居先の市区町村役所で新たに発行してもら
います。転出、転入届と同時に手続きしてしまいましょう。
転入後14日以内に手続きしなければなりません。印鑑(認印)が必要です。
【国民年金】
転居先の市区町村役所で転入後14日以内に手続きしなければなりません。
印鑑(認印)、年金手帳、領収書または払い込み済み期間を証明するものが必要になります。
【学校】
現在通っている学校から、在学証明書、転学生徒教科用図書給与証明書をもらい、転居先の
市区町村役所にこれらを提出します。
就学通知書が発行され、指定された学校で手続きします。私立校に関しては手続きについて
違いがあるので、現在通っている学校に相談してください。
【電話】
最寄のNTTに電話し、移設希望日を連絡します。特に期間は設けられていませんが、引越し
予定日が決まり次第連絡するのがいいでしょう。プロバイダーにも忘れずに連絡しておきましょう。
【電気】
電力会社へサービス停止希望日を連絡します。
転居先でのサービス開始依頼は電話か、ブレーカーなどについているはがきで依頼します。
引越し予定日が決まり次第連絡するのがいいでしょう。
【ガス】
ガス会社に引越し日の前日までに連絡します。
転居先でのサービス開始依頼は電話か、はがきで依頼します。
これまで使用していたガスの種類について聞かれる場合があるので確認しておきましょう。
【水道】
市区町村の水道局営業所へ引越し日の前日までに連絡します。
転居先でのサービス開始依頼は電話か、はがきで依頼します。立会いは必要ありません。
【郵便】
郵便局へ転出届を出すことで、一年間旧住所から転居先へ郵便物を転送してもらうことがで
きます。最寄の郵便局で手続きするか、所定事項をはがきに記載して郵送することもできます。
届出をしない場合、郵便物は転送されません。転居後でもかまわないので、忘れずに手続きし
ておきましょう。
【運転免許証】
転居後早めに最寄の警察署で手続きします。免許証と新しい住民票が必要です。
都道府県が変わる場合には写真も必要です。
【自動車】
転居後15日以内に管轄の陸運事務所で手続きします。
新しい住民票、印鑑、車体、車検証、自賠責保険証、自動車税領収書、自動車保管場所証
明書が必要です。軽自動車の場合には軽自動車検査協会で手続きします。
【原付】
旧住所の市区町村役所に廃車届を提出し、廃車控をもらいます。
ナンバー、車両番号交付証明書、印鑑が必要です。転居後15日以内に転居先の市区町村
役所で住所変更の手続きをすると、新しいナンバー、車両番号交付証明書が発行されます。
印鑑が必要です。
【銀行・保険・クレジット】
銀行の場合には引越し前に窓口で口座移転の手続きをしておきます。
届出印鑑、通帳、キャッシュカード、身分証が必要です。各種保険やクレジットカード会社へは
住所変更や口座変更を届け出ておかないと、通知義務違反で不利な扱いをされる場合がある
ので注意が必要です。